2019.04.16プレスリリース
GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良 以下、GMOメイクショップ)は、この度クラウド利用に最適化したシステム設計により、フルカスタマイズ可能かつアップデート性を両立した全く新しいECシステム(Ax/EC)を開発いたしました。
そして、新しい時代の令和元年となる2019年5月1日(水)より、この新ECシステムを中核に据え、コンサルティングから運用代行、越境ECまで、ECサイト運営に求められる各種機能を統合し、お客様の商取引全体をトータルサポートする統合コマースソリューション「Ax(エーエックス)コマース byGMO(以下、Axコマース)」(URL:https://www.axcommerce.jp/ )を提供開始いたします。
~ 新しい統合コマースソリューション「Axコマース」~
「Axコマース」は、予めクラウド利用に設計された、フルカスタマイズが可能かつサービス側で随時追加する汎用的な機能は常に最新の状態でお使いいただけるアップデート性を兼ね備えた新ECシステム「Ax/EC」を中核に、顧客管理(Ax/CRM)、コンテンツ管理(Ax/CMS)、ビジネス・インテリジェンス(Ax/BI)といったシステムコンポーネント群と、連携システムのマーケティングオートメーション(Ax/MA)をご提供いたします。加えて、ニーズに合わせてお選びいただける、コンサルティングから越境ECまで全6種の連携サービスをご用意することで、お客様の商取引全体をトータルでサポートいたします。
特にアパレル・化粧品業界などお客様(ECサイト運営者)から要望の多い、多ブランド展開や多店舗展開、実店舗との連携も可能な、オムニチャネル(※1)対応に最適な統合コマースソリューションです。
(※1)実店舗やECサイトをはじめ、SNSやアプリ、カタログなど、お客様とのあらゆる接点(チャネル)をシームレスに連携させ、どのチャネルからも同じ購買体験を提供する環境のこと。
【「Axコマース」提供開始の背景】
昨今のBtoC市場規模は、2017年には16.5兆円(前年比9.1%増)にのぼり、その中でも特に成長著しいのがアパレル産業で、市場規模は対前年比7.6%上昇、EC化率は11.5%と他の産業と比べても高い比率となっています(※2)。こうした中、アパレルをはじめ物販系の産業業界においてはECモールから撤退する事例が続いており、反対に実店舗と自社ECサイトとの連携によるオムニチャネル対応やブランド価値の向上などを目的とした自社ECサイト運営へのニーズが高まっています。しかし、1ブランドの商品数が多いうえ、複数ブランドを展開することの多いアパレルや化粧品業界では、ECサイトを通じてブランド価値を高めるうえで、ブランドごとの世界観を表現できる自由なデザインや、それぞれが独立して売上を分析・管理できる機能などが求められています。
一方 GMOメイクショップでは、EC市場の黎明期からネットショップ構築ASP「MakeShop」を提供しており、インターネット経由で機能を提供することでアップデート性に優れているというASPサービスの特徴を生かしながら、ショップ運営者のニーズに応じたサービス拡充を行ってまいりました。しかしその一方で、ASPの特徴であるアップデート性とカスタマイズ性の両立が難しく、ショップ運営者の個別の要望に応じることが難しいという課題がありました。
そこでGMOメイクショップは、こうしたカスタマイズ性を求めるお客様のご要望に応えるべく、フルカスタマイズが可能なうえアップデート性も兼ね備えたECシステムとして、クラウド利用に最適化したECシステム「Ax/EC」を新規で開発し、これに「MakeShop」で培ったノウハウや機能・サービスを結集し、新たなECの統合コマースソリューションとして「Axコマース」を提供することといたしました。
(※2) 経済産業省「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)」
【「Axコマース」の特徴・概要】
「Axコマース」では、アパレル・化粧品業界などお客様(ECサイト運営者)から要望の多い、1システムでの複数ショップ運営にも対応しているので、複数ブランドを展開して自社ECモールのような運営が可能です。管理画面上でショップを切り替えられるので、専任の担当者が管理することもできれば、ブランドごとに管理者を割り当てるといったことも可能です。
また実店舗やECサイトを含む多店舗の顧客情報(属性・購入履歴など)と、まだ納品されていない予定在庫も含め全体の在庫を一元管理できるため、オムニチャネル対応も行えるなど、多様なご要望に対応することができます。その他主な機能は以下の通りです。
機能1:中核となるECシステム「Ax/EC」 (標準システム)
新ECシステム「Ax/EC」は、最新の3層式のクラウドシステムとなっており、第1層は自由なデザインができるフロント機能を、第2層はカスタマイズ可能なAPIコンポーネントを、第3層に共通管理機能と基盤ソフトウェアをそれぞれ配しています。これをクラウド環境に置くことで、柔軟なカスタマイズ性とアップデート性の両立を可能にしています。また、クラウド環境なので、セール等で一時的なアクセス数の急増が発生してもオートスケール(自動増強)するので、表示速度の遅延といった機会損失を防ぐことが可能なうえ、他の利用者(ECサイト)の影響も受けにくくなります。
機能2:顧客対応履歴を時系列で簡単に管理する「Ax/CRM」 (標準システム)
顧客管理機能「Ax/CRM」を標準装備しているため、顧客対応履歴を時系列で簡単に管理できます。実店舗やECサイトなど多数店舗の顧客対応履歴もまとめて行うことが可能なので、オムニチャネル対応を目的とした運用をお考えのECサイト運営者は、専用のCRMツールを導入する必要なくご利用いただけます。また、任意のデータ項目も簡単に追加できるようになっており、お客様のニーズに合わせて顧客属性に応じた管理が可能です。
機能3:自由なデザインが可能なコンテンツ管理ツール「Ax/CMS」 (標準システム)
「Ax/CMS」は、自由なデザインができるテンプレートの管理に加え、HTMLタグを自由に書いたり、外部のJavaScriptやCSSのファイルを適用させたりできます。これによりフロントとなるWebページを自由にデザインすることができるので、ブランドの世界観を意識したページを作成し、他と差別化することができます。もちろん、運営ショップごとにデザインの制作が可能です。
機能4:様々な分析結果をわかりやすく可視化する「Ax/BI」 (標準システム)
「Ax/BI」では、Webでビジネス展開するうえで標準のビジネス・インテリジェンスツールとして「Google データポータル」等を活用し、様々な分析結果をタイムリーにわかりやすく可視化することができます。例えば、最適なメルマガ配信タイミングがわかる曜日・時間帯別ヒートマップや、性別・年代別の購買単価等がわかる顧客属性クロス集計などの分析機能を、わかりやすく可視化できるダッシュボードで提供します。
機能5:効果的なシナリオメールで優良顧客へ引き上げる「Ax/MA」(標準連携システム)
マーケティング・オートメーションツール「Ax/MA」では、顧客セグメント別分析により、例えば「初めて来店した」、「サイトから離脱した」など顧客ごとの状況を把握し、売上シミュレーション施策の効果を予測します。これでPDCAを繰り返すことで、効果的なメールシナリオを送信することができます。さらに、高機能ながら簡単に操作できるHTMLメールエディターで、ニーズに応じたメール作成が可能です。
【「Axコマース」を詳しくご覧いただける機会をご用意】
■「Axコマース」の「Ax/BI」をお試しいただける基本テンプレートについて
この度のサービス提供開始を受けまして、最適なメルマガ配信タイミングや性別・年代別の購買単価等がわかる「Ax/BI」の基本テンプレートを無料提供いたします。詳しくは、下記のURLからご確認ください。
基本テンプレート提供URL:https://www.axcommerce.jp/
■「第28回Japan IT Week【春】後期」出展について
2019年5月8日~10日まで東京ビッグサイトで行われる「第28回Japan IT Week【春】後期」の通販ソリューション展に出展しております。詳しくは、下記のURLからご確認ください。
展示会URL(外部サイト):https://spring.japan-it.jp/ja-jp.html
【「Axコマース byGMO」サービス概要】
サービス名 | Axコマース byGMO |
---|---|
利用料金 | システム・サービスごとに個別見積 |
主な提供内容 | ■提供システム ●Ax/EC:フルカスタマイズできる最新のトリプルTierクラウドECシステム ●Ax/CRM:対応履歴を簡単に残せる顧客管理システム ●Ax/CMS:自由にデザインできるコンテンツ管理システム ●Ax/BI:重要指標の可視化と共有(外部BIツール利用) ●Ax/MA:既存顧客を優良顧客化するMAツール ■提供サービス |
お申し込み | 以下のURLよりお問い合わせください。 |
URL | https://www.axcommerce.jp/ |
<「Axコマース byGMO」の名前の由来>
2019年5月1日に迎える「令和」の新しい時代を見据え、新時代のECシステムとして、この度クラウド利用に最適化した設計のECシステムを開発しました。「Axコマース」の由来は、『Your success=A(x)』です。AはAnswerのA。商品、在庫、注文、ユーザー、行動履歴などの様々なデータをxに入れて、クライアントの成功を導く関数という意味が込められています。
【GMOメイクショップ株式会社について】
GMOメイクショップは、“EC for a better future.”と、スローガン“あなたの「ホンキ」を「本気」でサポート”のもと、ネットショップ構築ASP「MakeShop」を中核にサービスを展開しています。
「MakeShop」は国内 2万 2,000店舗以上にご利用いただいており、2018年には 年間総流通額 が 1,594億円(※3)に達し、7年連続でネットショップ構築ASP業界No.1を獲得いたしました。
今後もGMOメイクショップは、広範なEC領域において、ショップが抱える様々な課題を解決できるよう、サービスの強化を図り、国内のEC市場の活性化に貢献してまいります。
(※3)流通額=受注金額。
以上
【報道関係お問い合わせ先】
●GMOメイクショップ株式会社 デザイン戦略部 プロモーション担当 近藤・広報担当 戸恒
TEL:03-5728-6227 E-mail:pr@ml.makeshop.jp
●GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
【サービスに関するお問い合わせ先】
●GMOメイクショップ株式会社 新規事業部 Axコマースグループ 担当 山内
TEL:03-6705-8608 E-mail:info@axcommerce.jp
【GMOメイクショップ株式会社】(URL:https://www.makeshop.co.jp/ )
会社名 GMOメイクショップ株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 向畑 憲良
事業内容
■EC-ASP事業
■ECソリューション事業
■Web制作事業
■EC運用受託事業
資本金 5,000万円
【GMOインターネット株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネット株式会社(東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容
■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■仮想通貨事業
資本金 50億円
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